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やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・14 精神障害者が働き続けるには
大橋千恵子, 秋吉秀敏, 三浦紀代子, やどかりブックレット編集委員会:編
発行:やどかり出版
A5判 106ページ
本体価格1,000円+税
ISBN978-4-946498-83-1(4-946498-83-4) C0036
発行年月:2006年02月
やどかりブックレットの1巻,6巻に続く「働くシリーズ」の3冊目.
本書に命名した「精神障害者が働き続けるには」は,やどかりブックレット編集委員の全員の思いが凝縮している.「企業」で働いては状態を崩し,入院,社会復帰施設,そして再び企業へという循環をくり返す悔しさを味わってきた人たちにとって,働き「続ける」ことは心の底からの希求なのである.そのヒントを本書は提示している.
今,国の政策は,一般企業で働ける障害者を増やすことを命題としている.しかし,それだけでいいのだろうか.練馬区在住の大橋千恵子さん,やどかりの里の秋吉秀敏さん,三浦紀代子さんが,働くこと,働き続けることのもう1つの価値を明示している.
精神障害者が働き続けることの“コツ”と“ヒント”を知りたい人にお薦めの1冊である.
目次
発刊にあたって …………………………………… 3
はじめに …………………………………………… 10
働くことは安心・充実 一般事業所……………… 13
大橋千恵子
目のつり上がった可愛くない女の子 ………… 14
早々と登校拒否 ………………………………… 15
学校にも家庭にも私の居場所はなかった …… 16
ピエロになって自分が出せなくなった ……… 17
全寮制で5年過程の高校へ進学 ……………… 18
なじめなかった大学生活 ……………………… 19
ぷつんと心の糸が切れて大失敗 ……………… 20
発病,最初の入院 ……………………………… 21
人とどう接したらよいのかわからない ……… 22
「青春病院」で初めてほんとうの友達ができた 23
作業所で働くことに自信をつけて …………… 25
もっと稼ぎたい ………………………………… 27
「人相手でなく物相手の仕事が合っているよ」 28
私の仕事……マンションの清掃 ……………… 30
相方の個性あふれるおばさん ………………… 31
マンションの住人の生活を垣間見る ………… 33
仲間からもらった勇気 ………………………… 35
趣味をたくさん持って有意義に ……………… 36
短時間で間を置けば働ける …………………… 37
仕事を続けてメリハリある生活を …………… 39
働くことで存在価値を得る 福祉工場 …………… 41
秋吉 秀敏
ごく普通の家庭で生まれ育ち ………………… 42
自臭症の辛さを誰にも話せず,高校中退 …… 43
引きこもって,悩み続けて …………………… 45
17歳で精神科に通い始めた …………………… 47
合わない薬で躁状態に ………………………… 48
リハビリのため,やどかりの里へ …………… 49
ソーシャルワーカーとの出会い ……………… 51
週2回通うことが大きな仕事 ………………… 53
自分の弱さを見せても大丈夫 ………………… 55
仲間から教えられた社会常識 ………………… 57
働きたい,働きたい,でも,続かない ……… 58
一般就労はもうこりごり ……………………… 61
障害年金をもらって自覚した精神障害 ……… 62
一般就労が続かなかった理由 ………………… 63
病気があることを前提に働く ………………… 64
福祉工場で安心して働けた …………………… 66
仕事を続けることで自尊心を回復 …………… 68
死ぬまで働き続けたい ………………………… 69
僕の夢=障害年金プラス福祉工場の給料で … 70
経済的自立
人に存在価値を与える仕事とは ……………… 71
働くことで社会貢献 作業所……………………… 73
三浦紀代子
母に教わった働く楽しさ ……………………… 74
事故に遭い泣く泣く仕事を辞めることに …… 80
暴力にさらされ,レッテルを貼られて ……… 81
夜逃げのように埼玉へ ………………………… 87
食べるために仕事を転々と …………………… 90
裏切られ,入院 ………………………………… 91
出たくて仕方ない精神病院での7年間 ……… 92
やっとの思いで退院 …………………………… 97
ほっとできる働き場,作業所と巡り合う …… 98
耐えられない試練は与えられない …………… 100
おわりに …………………………………………… 104
著者プロフィール
大橋 千恵子(オオハシ チエコ)
東京都在住.
秋吉 秀敏(アキヨシ ヒデトシ)
やどかりの里福祉工場やどかり情報館.
三浦 紀代子(ミウラ キヨコ)
やどかりの里リサイクルショップドリームカンパニー.
発行:やどかり出版
A5判 106ページ
本体価格1,000円+税
ISBN978-4-946498-83-1(4-946498-83-4) C0036
発行年月:2006年02月
やどかりブックレットの1巻,6巻に続く「働くシリーズ」の3冊目.
本書に命名した「精神障害者が働き続けるには」は,やどかりブックレット編集委員の全員の思いが凝縮している.「企業」で働いては状態を崩し,入院,社会復帰施設,そして再び企業へという循環をくり返す悔しさを味わってきた人たちにとって,働き「続ける」ことは心の底からの希求なのである.そのヒントを本書は提示している.
今,国の政策は,一般企業で働ける障害者を増やすことを命題としている.しかし,それだけでいいのだろうか.練馬区在住の大橋千恵子さん,やどかりの里の秋吉秀敏さん,三浦紀代子さんが,働くこと,働き続けることのもう1つの価値を明示している.
精神障害者が働き続けることの“コツ”と“ヒント”を知りたい人にお薦めの1冊である.
目次
発刊にあたって …………………………………… 3
はじめに …………………………………………… 10
働くことは安心・充実 一般事業所……………… 13
大橋千恵子
目のつり上がった可愛くない女の子 ………… 14
早々と登校拒否 ………………………………… 15
学校にも家庭にも私の居場所はなかった …… 16
ピエロになって自分が出せなくなった ……… 17
全寮制で5年過程の高校へ進学 ……………… 18
なじめなかった大学生活 ……………………… 19
ぷつんと心の糸が切れて大失敗 ……………… 20
発病,最初の入院 ……………………………… 21
人とどう接したらよいのかわからない ……… 22
「青春病院」で初めてほんとうの友達ができた 23
作業所で働くことに自信をつけて …………… 25
もっと稼ぎたい ………………………………… 27
「人相手でなく物相手の仕事が合っているよ」 28
私の仕事……マンションの清掃 ……………… 30
相方の個性あふれるおばさん ………………… 31
マンションの住人の生活を垣間見る ………… 33
仲間からもらった勇気 ………………………… 35
趣味をたくさん持って有意義に ……………… 36
短時間で間を置けば働ける …………………… 37
仕事を続けてメリハリある生活を …………… 39
働くことで存在価値を得る 福祉工場 …………… 41
秋吉 秀敏
ごく普通の家庭で生まれ育ち ………………… 42
自臭症の辛さを誰にも話せず,高校中退 …… 43
引きこもって,悩み続けて …………………… 45
17歳で精神科に通い始めた …………………… 47
合わない薬で躁状態に ………………………… 48
リハビリのため,やどかりの里へ …………… 49
ソーシャルワーカーとの出会い ……………… 51
週2回通うことが大きな仕事 ………………… 53
自分の弱さを見せても大丈夫 ………………… 55
仲間から教えられた社会常識 ………………… 57
働きたい,働きたい,でも,続かない ……… 58
一般就労はもうこりごり ……………………… 61
障害年金をもらって自覚した精神障害 ……… 62
一般就労が続かなかった理由 ………………… 63
病気があることを前提に働く ………………… 64
福祉工場で安心して働けた …………………… 66
仕事を続けることで自尊心を回復 …………… 68
死ぬまで働き続けたい ………………………… 69
僕の夢=障害年金プラス福祉工場の給料で … 70
経済的自立
人に存在価値を与える仕事とは ……………… 71
働くことで社会貢献 作業所……………………… 73
三浦紀代子
母に教わった働く楽しさ ……………………… 74
事故に遭い泣く泣く仕事を辞めることに …… 80
暴力にさらされ,レッテルを貼られて ……… 81
夜逃げのように埼玉へ ………………………… 87
食べるために仕事を転々と …………………… 90
裏切られ,入院 ………………………………… 91
出たくて仕方ない精神病院での7年間 ……… 92
やっとの思いで退院 …………………………… 97
ほっとできる働き場,作業所と巡り合う …… 98
耐えられない試練は与えられない …………… 100
おわりに …………………………………………… 104
著者プロフィール
大橋 千恵子(オオハシ チエコ)
東京都在住.
秋吉 秀敏(アキヨシ ヒデトシ)
やどかりの里福祉工場やどかり情報館.
三浦 紀代子(ミウラ キヨコ)
やどかりの里リサイクルショップドリームカンパニー.