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詩集 お家に帰りたい 精神科長期療養病棟の人びと
★書店での取り扱いはございません.
本ホームページからご購入いただくか,当社に直接ご注文下さい.
前澤ゆう子:著
藤井克徳:序文
編集・制作:やどかり出版
A5判 106ページ
本体価格1000円+税
発行年月:2024年11月
「お家に帰りたい」
母は それを息子には言えず
ずっと ずっと 我慢している
もう十数年間も 我慢している
「いつ 帰られるのだろうか?」
というナースへの問いは
今ではもう聴かれない
――「お家に帰りたい」より抜粋
****
精神科病院の長期療養病棟において,人生のほとんどを「入院患者」として生きることを余儀なくされた人びと――社会的入院者たち。
「病」は,それぞれの抱える事情と密接不可分なもの,それは,この社会からドリップコーヒーのように滴り落ちる苦くてふかい涙,病院は,苦くてふかい涙を集めたプール――
精神科病棟で准看護師として勤務していた時の情景を,詩作品21編に昇華させた。「お家に帰りたい」――この根源的な祈りとともに,人生の痛みと人間性への慈しみが魂に響く。
◆◆目 次◆◆
序 文―――――――藤井克徳 3
はじめに 7
米粒…13
命の水…18
見つめる男…22
リーダー…26
博の訴え…30
鳥が飛んでいる…34
手さげ袋…36
最期のお勤め…39
「お家に帰りたい」…42
「オレはここで死ぬつもりだ!」…47
写真…50
なにか食べ物をください…54
散歩…57
ミニコンサート…61
呼ぶ声…64
笑顔…68
嚥下困難…72
悪夢…76
窒息事故…79
「ナチュラルコース」…82
入院歴五十年…91
おわりに 99
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前澤ゆう子:著
藤井克徳:序文
編集・制作:やどかり出版
A5判 106ページ
本体価格1000円+税
発行年月:2024年11月
「お家に帰りたい」
母は それを息子には言えず
ずっと ずっと 我慢している
もう十数年間も 我慢している
「いつ 帰られるのだろうか?」
というナースへの問いは
今ではもう聴かれない
――「お家に帰りたい」より抜粋
****
精神科病院の長期療養病棟において,人生のほとんどを「入院患者」として生きることを余儀なくされた人びと――社会的入院者たち。
「病」は,それぞれの抱える事情と密接不可分なもの,それは,この社会からドリップコーヒーのように滴り落ちる苦くてふかい涙,病院は,苦くてふかい涙を集めたプール――
精神科病棟で准看護師として勤務していた時の情景を,詩作品21編に昇華させた。「お家に帰りたい」――この根源的な祈りとともに,人生の痛みと人間性への慈しみが魂に響く。
◆◆目 次◆◆
序 文―――――――藤井克徳 3
はじめに 7
米粒…13
命の水…18
見つめる男…22
リーダー…26
博の訴え…30
鳥が飛んでいる…34
手さげ袋…36
最期のお勤め…39
「お家に帰りたい」…42
「オレはここで死ぬつもりだ!」…47
写真…50
なにか食べ物をください…54
散歩…57
ミニコンサート…61
呼ぶ声…64
笑顔…68
嚥下困難…72
悪夢…76
窒息事故…79
「ナチュラルコース」…82
入院歴五十年…91
おわりに 99