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いのちの地域ケア いのちの倫理を考える 第3版
松田正己 編
発行:やどかり出版
B5判 262ページ
本体価格3,000円+税
ISBN978-4-904185-28-5
発行年月:2014年10月
よい本を書く条件とは,たくさんの本を出すことよりも,1つ1つの本をある一定の間隔で改訂をして,時代に合う内容に高めていくことだという.本書もようやく3版を出すことができた.本の編集とは本に「いのち」を吹き込むことであり,改訂によって,本書には新しい「いのち」が吹き込まれた.
この17年間に,「いのちと倫理」というテーマに占める,海外の活動や食・栄養と健康の比重が高まっていることを改めて感じている.また,どの分野も融合しつつあり,食,心の健康,社会保障,災害対策の重要性は高まっている.
混迷を深め,視野が狭く硬くなりがちな現代社会に生きる人々が,いのちと倫理について,少しでも視野が広くなり,柔軟な視点を持てることを期待している.それが,本を改訂する者の望みである.
(「第3版の序 松田正己」より 抜粋)
生命倫理,公衆衛生,プライマリ・ヘルス・ケア,開発途上国,難民,災害,老い,難病,精神障害,エイズ,虐待,リプロダクティブ・ヘルス,死,食,いのちの哲学…….本書で取り上げるテーマはきわめて広範に及ぶが,そのどこを読んでも,「いのち」の多様性と個別性,そして,我々のいとなみの底流をなす「いのち」の本質に触れることができる.まずは本書を手にとってほしい.人間のいのちの大切さが伝わる1冊である.
主な目次(抜粋)
第Ⅰ部 いのちの地域ケアとは
【1】「いのちの倫理」とその原則を自分のこととして考える 松田正己
【2】保健・医療・福祉の連携から「いのちの倫理」へ 松田正己
【3】いのちをめぐる関連理念 松田正己
第Ⅱ部 国際的な視野で見たいのち
【1】開発途上国のいのちの現状 松田正己
【2】タイ,イエメン,ホンジュラスの死生観と米国の生命倫理に関する考察 松田正己
【3】「地域」はグローバルという意味でとらえなければ 松田正己
【4】タイにおけるUHC(国民皆保険制度) カニタ・ヌンタボット
【5】パレスチナ難民のいのちと健康 清田明宏
【6】生命倫理の原則を日本に適応する 松田正己
【7】米国のケース・メソッド(ライティング)の方法を,日本の看護倫理の教育に導入する 松田正己・太田勝正
第Ⅲ部 地域といのち
【1】災害といのち 井伊久美子
【2】原発災害下の南相馬市における栄養士活動について 岡崎千晴
【3】老いといのち 秋田昌子
【4】難病患者といのち 秋田昌子
【5】精神障害のある人といのち 増田一世
【6】精神障害のある人の健康を守る取り組み 大澤美紀・三石麻友美
【7】エイズといのち 松田正己
【8】エイズと人々のいのちの地域ケア 澤崎 康
【9】子どもの権利擁護 小山 修
第Ⅳ部 生と死の倫理への道すじ
【1】生の倫理 芦野由利子
【2】死の倫理 佐藤雅彦
第Ⅴ部 いのちの哲学
【1】いのちと食 永瀬恵美子
【2】食と水分補給に関する看護倫理 ジェフリー・ハント
【3】看護のための看護を目指して ジェフリー・ハント
発行:やどかり出版
B5判 262ページ
本体価格3,000円+税
ISBN978-4-904185-28-5
発行年月:2014年10月
よい本を書く条件とは,たくさんの本を出すことよりも,1つ1つの本をある一定の間隔で改訂をして,時代に合う内容に高めていくことだという.本書もようやく3版を出すことができた.本の編集とは本に「いのち」を吹き込むことであり,改訂によって,本書には新しい「いのち」が吹き込まれた.
この17年間に,「いのちと倫理」というテーマに占める,海外の活動や食・栄養と健康の比重が高まっていることを改めて感じている.また,どの分野も融合しつつあり,食,心の健康,社会保障,災害対策の重要性は高まっている.
混迷を深め,視野が狭く硬くなりがちな現代社会に生きる人々が,いのちと倫理について,少しでも視野が広くなり,柔軟な視点を持てることを期待している.それが,本を改訂する者の望みである.
(「第3版の序 松田正己」より 抜粋)
生命倫理,公衆衛生,プライマリ・ヘルス・ケア,開発途上国,難民,災害,老い,難病,精神障害,エイズ,虐待,リプロダクティブ・ヘルス,死,食,いのちの哲学…….本書で取り上げるテーマはきわめて広範に及ぶが,そのどこを読んでも,「いのち」の多様性と個別性,そして,我々のいとなみの底流をなす「いのち」の本質に触れることができる.まずは本書を手にとってほしい.人間のいのちの大切さが伝わる1冊である.
主な目次(抜粋)
第Ⅰ部 いのちの地域ケアとは
【1】「いのちの倫理」とその原則を自分のこととして考える 松田正己
【2】保健・医療・福祉の連携から「いのちの倫理」へ 松田正己
【3】いのちをめぐる関連理念 松田正己
第Ⅱ部 国際的な視野で見たいのち
【1】開発途上国のいのちの現状 松田正己
【2】タイ,イエメン,ホンジュラスの死生観と米国の生命倫理に関する考察 松田正己
【3】「地域」はグローバルという意味でとらえなければ 松田正己
【4】タイにおけるUHC(国民皆保険制度) カニタ・ヌンタボット
【5】パレスチナ難民のいのちと健康 清田明宏
【6】生命倫理の原則を日本に適応する 松田正己
【7】米国のケース・メソッド(ライティング)の方法を,日本の看護倫理の教育に導入する 松田正己・太田勝正
第Ⅲ部 地域といのち
【1】災害といのち 井伊久美子
【2】原発災害下の南相馬市における栄養士活動について 岡崎千晴
【3】老いといのち 秋田昌子
【4】難病患者といのち 秋田昌子
【5】精神障害のある人といのち 増田一世
【6】精神障害のある人の健康を守る取り組み 大澤美紀・三石麻友美
【7】エイズといのち 松田正己
【8】エイズと人々のいのちの地域ケア 澤崎 康
【9】子どもの権利擁護 小山 修
第Ⅳ部 生と死の倫理への道すじ
【1】生の倫理 芦野由利子
【2】死の倫理 佐藤雅彦
第Ⅴ部 いのちの哲学
【1】いのちと食 永瀬恵美子
【2】食と水分補給に関する看護倫理 ジェフリー・ハント
【3】看護のための看護を目指して ジェフリー・ハント