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精神医学ソーシャルワーク叢書 3 意識生活学の提唱 岩本正次の世界
岩本正次, 谷中輝雄:編
発行:やどかり出版
A5判 364ページ
本体価格2,800円+税
ISBN978-4-946498-64-0(4-946498-64-8) C0036
発行年月:2003年06月
本書の著者・岩本正次氏は,「やどかりの里」にとっては,初代理事長であり,草創期の「やどかりの里」を背負って立ったプロたちの師である.現会長の谷中輝雄,現常務理事の増田一世を導き,育てた張本人である.特に圧巻なのは,1960年代に「生活」に注目して,精神保健・福祉・医療の分野に提唱していることである.医学・医療一辺倒であった当時の流れの中で,この提唱は必ずしも受け入れられたとは思えないが,「やどかりの里」の生活支援の理念の形成には欠かすことのできないものである.本書を制作する過程で,改めて岩本氏の原稿に触れ,その新しさに驚嘆する思いであった.
岩本氏の活動は地域でよりも,大学,精神病院でのそれのほうがはるかに長い.にもかかわらず,「生活」を見据えたこの先駆性は,今日,ソーシャルワークのプロフェッショナルを志す人々の「師」に値するものである.
【目次】
はじめに
序章 岩元 正次の世界
第1章 意識生活学論
新生活科学入門
食生活の考え方
生活研究の方法再構成 A Critical Study On The Living-Structure
子供の生活研究を進めるために
意識生活学 病跡史学から学ぶもの
第2章 精神医学ソーシャルワーク概論
ソーシャル-ケース-ワーク序説 改訂<1966>
精神医学ソーシャルワーク
精神病院におけるソーシャルワーク
精神病院におけるソーシャル-ワーカーの役割をめぐって
地域精神衛生とソーシャル-ワーク
精神科医とその社会的条件 A Rsychiatrist and his Social Background
疾病概念批判試論 ―遺伝因子と社会因子の連関をめぐって―
福祉相談室からみた精神障害者と家族の問題
まとめ
第3章 岩本先生と私
3つの節目の中で 荒田稔
岩本先生の想いにふれて 山本純子
岩本先生の想い出 大久保純一
岩本先生との2年 梅野淑子
大学教授の授業を独り占めにできる幸せ 猪狩公子
岩本正次とやどかりの里 谷中輝雄
岩本正次の年譜
おわりに
索引
発行:やどかり出版
A5判 364ページ
本体価格2,800円+税
ISBN978-4-946498-64-0(4-946498-64-8) C0036
発行年月:2003年06月
本書の著者・岩本正次氏は,「やどかりの里」にとっては,初代理事長であり,草創期の「やどかりの里」を背負って立ったプロたちの師である.現会長の谷中輝雄,現常務理事の増田一世を導き,育てた張本人である.特に圧巻なのは,1960年代に「生活」に注目して,精神保健・福祉・医療の分野に提唱していることである.医学・医療一辺倒であった当時の流れの中で,この提唱は必ずしも受け入れられたとは思えないが,「やどかりの里」の生活支援の理念の形成には欠かすことのできないものである.本書を制作する過程で,改めて岩本氏の原稿に触れ,その新しさに驚嘆する思いであった.
岩本氏の活動は地域でよりも,大学,精神病院でのそれのほうがはるかに長い.にもかかわらず,「生活」を見据えたこの先駆性は,今日,ソーシャルワークのプロフェッショナルを志す人々の「師」に値するものである.
【目次】
はじめに
序章 岩元 正次の世界
第1章 意識生活学論
新生活科学入門
食生活の考え方
生活研究の方法再構成 A Critical Study On The Living-Structure
子供の生活研究を進めるために
意識生活学 病跡史学から学ぶもの
第2章 精神医学ソーシャルワーク概論
ソーシャル-ケース-ワーク序説 改訂<1966>
精神医学ソーシャルワーク
精神病院におけるソーシャルワーク
精神病院におけるソーシャル-ワーカーの役割をめぐって
地域精神衛生とソーシャル-ワーク
精神科医とその社会的条件 A Rsychiatrist and his Social Background
疾病概念批判試論 ―遺伝因子と社会因子の連関をめぐって―
福祉相談室からみた精神障害者と家族の問題
まとめ
第3章 岩本先生と私
3つの節目の中で 荒田稔
岩本先生の想いにふれて 山本純子
岩本先生の想い出 大久保純一
岩本先生との2年 梅野淑子
大学教授の授業を独り占めにできる幸せ 猪狩公子
岩本正次とやどかりの里 谷中輝雄
岩本正次の年譜
おわりに
索引