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生活臨床と家族史研究 地域活動が世界基準に 世界基準を地域に活かす
伊勢田 堯
発行:やどかり出版
A5判
本体価格2,300円+税
ISBN978-4-904185-03-2
発行年月:2008年10月
生活を見ずして病気は治せない
著者のスタンスは,いつも患者や家族の視点に立っていることである.患者や家族の話をよく聞き,生活をよく見る,そして,一緒に取り組んでいくのである.
「生活を見ずして病気は治せない」(江熊)・・・・・・著者は,家族の抱えている歴史の歪みを是正することで,精神障害のある人たちの生活障害は著明に改善されるのだ,と確信している.
生活臨床の視点を万国共通のビジョンに!
精神障害のある人たちの家族に対する偏見は本当に根強い.だからこそ,本腰を据えた家族支援が,今まさに必要なのだ,と著者は強く語る.
本書は,これまで著者が取り組んできた「生活臨床」と「家族史研究」の業績集である. 本書で述べられえている40年にわたる取り組みは,日本における精神科医療の鎖国的遅れを取り戻し,新たな活動を展開するために必ずや役に立つだろう.生活臨床の視点を万国共通のビジョンにしたい,著者の熱き願いである.精神科領域で活動している医療従事者には必読の1冊である.
主な目次
・はじめに
・掲載論文の解説
1.世に問う「生活臨床」
2.生活臨床の理念を原点とした実践報告
3.生活臨床の限界を乗り越え,家族支援に重点を移そうとした家族研究・家族療法
4.生活臨床の発展としての障害論
5.他流試合としての筆者の東京における臨床経験
6.医学リハビリテーションの見方と生活の見方
7.世界のリハビリテーションの動向
8.英国政策研究
・掲載論文
世に問う「生活臨床」
統合失調症患者の結婚支援に関する私の原則
家族史分析による精神分裂病の家族療法
私の見立てと家族の“復権”
やどかりサロン パラダイムの転換が求められる家族支援
国際生活機能分類(ICF)と精神障害
家族史研究からみた精神分裂病者の生活障害について
受診歴のある患者
リハビリテーション医学の今日
統合失調症の再発予測と再発防止
医療観察法施行への期待
海外の動向 英国保健省「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク-5年の経過」の概要と特徴
精神保健福祉政策の創造的発展を考える
・おわりに
著者プロフィール
1968年3月群馬大学医学部卒業.付属病院研修医の後,1969年4月神経精神医学教室入局.生活臨床研究室に所属.病棟,デイケア,外来,生活臨床モデル地域である堺町を中心とする精神保健活動に従事.1977年精神分裂病の家族研究で医学博士号を取得.1988年5月から12月の間,英国ケンブリッジ,フルボーン病院留学.1992年4月東京都立精神保健センター・地域援助医長,1995年7月中部総合精神保健福祉センター・地域保健部広報援助課長,1997年4月多摩総合精神保健福祉センター・リハビリテーション部長,2001年4月精神保健福祉センター・所長,2004年4月多摩総合精神保健福祉センター・所長.2008年4月より,代々木病院非常勤医師,都立松沢病院非常勤医員,明星大学文理学部非常勤講師(後期).
発行:やどかり出版
A5判
本体価格2,300円+税
ISBN978-4-904185-03-2
発行年月:2008年10月
生活を見ずして病気は治せない
著者のスタンスは,いつも患者や家族の視点に立っていることである.患者や家族の話をよく聞き,生活をよく見る,そして,一緒に取り組んでいくのである.
「生活を見ずして病気は治せない」(江熊)・・・・・・著者は,家族の抱えている歴史の歪みを是正することで,精神障害のある人たちの生活障害は著明に改善されるのだ,と確信している.
生活臨床の視点を万国共通のビジョンに!
精神障害のある人たちの家族に対する偏見は本当に根強い.だからこそ,本腰を据えた家族支援が,今まさに必要なのだ,と著者は強く語る.
本書は,これまで著者が取り組んできた「生活臨床」と「家族史研究」の業績集である. 本書で述べられえている40年にわたる取り組みは,日本における精神科医療の鎖国的遅れを取り戻し,新たな活動を展開するために必ずや役に立つだろう.生活臨床の視点を万国共通のビジョンにしたい,著者の熱き願いである.精神科領域で活動している医療従事者には必読の1冊である.
主な目次
・はじめに
・掲載論文の解説
1.世に問う「生活臨床」
2.生活臨床の理念を原点とした実践報告
3.生活臨床の限界を乗り越え,家族支援に重点を移そうとした家族研究・家族療法
4.生活臨床の発展としての障害論
5.他流試合としての筆者の東京における臨床経験
6.医学リハビリテーションの見方と生活の見方
7.世界のリハビリテーションの動向
8.英国政策研究
・掲載論文
世に問う「生活臨床」
統合失調症患者の結婚支援に関する私の原則
家族史分析による精神分裂病の家族療法
私の見立てと家族の“復権”
やどかりサロン パラダイムの転換が求められる家族支援
国際生活機能分類(ICF)と精神障害
家族史研究からみた精神分裂病者の生活障害について
受診歴のある患者
リハビリテーション医学の今日
統合失調症の再発予測と再発防止
医療観察法施行への期待
海外の動向 英国保健省「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク-5年の経過」の概要と特徴
精神保健福祉政策の創造的発展を考える
・おわりに
著者プロフィール
1968年3月群馬大学医学部卒業.付属病院研修医の後,1969年4月神経精神医学教室入局.生活臨床研究室に所属.病棟,デイケア,外来,生活臨床モデル地域である堺町を中心とする精神保健活動に従事.1977年精神分裂病の家族研究で医学博士号を取得.1988年5月から12月の間,英国ケンブリッジ,フルボーン病院留学.1992年4月東京都立精神保健センター・地域援助医長,1995年7月中部総合精神保健福祉センター・地域保健部広報援助課長,1997年4月多摩総合精神保健福祉センター・リハビリテーション部長,2001年4月精神保健福祉センター・所長,2004年4月多摩総合精神保健福祉センター・所長.2008年4月より,代々木病院非常勤医師,都立松沢病院非常勤医員,明星大学文理学部非常勤講師(後期).