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こころの健康社会を目指す
こころの健康政策構想実現会議 編
発行:やどかり出版
A5判 112ページ
本体価格900円+税
ISBN 978-4-904185-25-4
発行年月:2013年6月
当事者・家族・国民のニーズに添った精神保健医療改革の実現
現在の日本は,受診中の精神疾患患者だけでも300万人以上,国民の40人に1人にのぼっている.また,虐待,ひきこもり,DVなど多くの社会問題が深刻化し,年間自殺者は15年以上にわたり3万人前後が続いている.その背景には,こころの健康問題がある.まさにこころの健康は国民の問題なのである.
本書は,2010年5月に発足した「こころの健康政策構想実現会議」とその後の「こころの健康政策構想実現会議」の取り組みが綴られている.日本の精神保健・医療・福祉のサービスについて政策という視点でとらえ,「当事者や家族を始め国民のニーズを主軸に据えた改革」を総合的にまとめた提言.また,提言の内容を実現するためのこころの健康政策構想実現会議の取り組み.当事者・家族ら国民の思いや願いが100万人署名推進運動や地方議会での意見書採択など,新たな運動に広がっていった.
“こころの健康推進”を日本の基本政策に!
こころの健康政策構想の委員,72万人の署名,全国の361地方議会,記者会見……“こころの健康推進”を日本の基本政策にしようという取り組みには,実に多くの人たちが関わっている.国の施策化を待たずに地域での先駆的な取り組みも始まっている.
“こころの健康推進”が日本の基本政策になることが実現するまで,「私たちはともに考え行動する」ことをあきらめずに,大きな運動に広げていきたい.
目次抜粋
はじめに 岡崎 裕士
第1章 こころの健康政策構想実現会議‐提言書にこめた「こころの健康社会」への希望 福田 正人
1.精神保健・医療・福祉を政策として考える必要性 2.“こころの健康推進”を日本の基本政策に!‐基本的な考え方 3.こころの健康問題の特徴‐サービスに求められるもの 4.精神保健・精神医療・家族支援の改革‐提言書が求めた改革 5.改革を実現するための制度の整備 6.行政の果たす役割
第2章 こころの健康政策構想実現会議の取り組み
1.署名活動の軌跡 2.3.11東日本大震災 求められた包括的な地域精神保健・医療福祉システム 須藤 康宏 3.全国の自治体の意見書採択の動き 氏家 憲章 4.海外からの熱い連帯と支援 伊勢田 堯
第3章 こころの健康政策構想会議から実現会議へ 提言の実現に向けて 山崎 修道
1.“こころの健康推進”を日本の基本政策にするために~すべての国民のための基本法~2.厚生労働省で取り組まれたこと 4.全国民の力による「こころの健康基本法」制定へ向けて自治体への意見書と超党派議員連盟立ち上げ 5.2013年の精神保健福祉法の改正とその後に向けて 6.ようやくスタートラインに立った日本の改革
第4章 これからの取り組み こころの健康政策構想実現会議
1.こころの健康政策構想会議の目的とは 2.「“こころの健康推進”を日本の基本政策に!」の実現の可能性は? 3.少しずつ始まっている変化の芽 4.国の制度から始まる改革と,地域の現場から積み上げる政策 5.今後の構想実現会議のあり方-全員参加の心の健康推進へ- 6.おわりに
おわりに
発行:やどかり出版
A5判 112ページ
本体価格900円+税
ISBN 978-4-904185-25-4
発行年月:2013年6月
当事者・家族・国民のニーズに添った精神保健医療改革の実現
現在の日本は,受診中の精神疾患患者だけでも300万人以上,国民の40人に1人にのぼっている.また,虐待,ひきこもり,DVなど多くの社会問題が深刻化し,年間自殺者は15年以上にわたり3万人前後が続いている.その背景には,こころの健康問題がある.まさにこころの健康は国民の問題なのである.
本書は,2010年5月に発足した「こころの健康政策構想実現会議」とその後の「こころの健康政策構想実現会議」の取り組みが綴られている.日本の精神保健・医療・福祉のサービスについて政策という視点でとらえ,「当事者や家族を始め国民のニーズを主軸に据えた改革」を総合的にまとめた提言.また,提言の内容を実現するためのこころの健康政策構想実現会議の取り組み.当事者・家族ら国民の思いや願いが100万人署名推進運動や地方議会での意見書採択など,新たな運動に広がっていった.
“こころの健康推進”を日本の基本政策に!
こころの健康政策構想の委員,72万人の署名,全国の361地方議会,記者会見……“こころの健康推進”を日本の基本政策にしようという取り組みには,実に多くの人たちが関わっている.国の施策化を待たずに地域での先駆的な取り組みも始まっている.
“こころの健康推進”が日本の基本政策になることが実現するまで,「私たちはともに考え行動する」ことをあきらめずに,大きな運動に広げていきたい.
目次抜粋
はじめに 岡崎 裕士
第1章 こころの健康政策構想実現会議‐提言書にこめた「こころの健康社会」への希望 福田 正人
1.精神保健・医療・福祉を政策として考える必要性 2.“こころの健康推進”を日本の基本政策に!‐基本的な考え方 3.こころの健康問題の特徴‐サービスに求められるもの 4.精神保健・精神医療・家族支援の改革‐提言書が求めた改革 5.改革を実現するための制度の整備 6.行政の果たす役割
第2章 こころの健康政策構想実現会議の取り組み
1.署名活動の軌跡 2.3.11東日本大震災 求められた包括的な地域精神保健・医療福祉システム 須藤 康宏 3.全国の自治体の意見書採択の動き 氏家 憲章 4.海外からの熱い連帯と支援 伊勢田 堯
第3章 こころの健康政策構想会議から実現会議へ 提言の実現に向けて 山崎 修道
1.“こころの健康推進”を日本の基本政策にするために~すべての国民のための基本法~2.厚生労働省で取り組まれたこと 4.全国民の力による「こころの健康基本法」制定へ向けて自治体への意見書と超党派議員連盟立ち上げ 5.2013年の精神保健福祉法の改正とその後に向けて 6.ようやくスタートラインに立った日本の改革
第4章 これからの取り組み こころの健康政策構想実現会議
1.こころの健康政策構想会議の目的とは 2.「“こころの健康推進”を日本の基本政策に!」の実現の可能性は? 3.少しずつ始まっている変化の芽 4.国の制度から始まる改革と,地域の現場から積み上げる政策 5.今後の構想実現会議のあり方-全員参加の心の健康推進へ- 6.おわりに
おわりに